『遅咲きのヒマワリ~』第8話 父と息子2012/12/12 03時12分

『遅咲きのヒマワリ~』第8話、父・利男の息子への愛情・信頼が表現されていて、
ほっこり☆温かい気持ちになりました。

順一のことが気にかかり、ふじい金物店にやってきた丈太郎に、
「あんたが自分を責める必要なんかないちや」
「ほっときゃいいがよ あのバカ
バカやけど心配ない
いや…バカやけん心配ない
と、自分に言い聞かせるようにつぶやく父・利男。

欣治さんの畑仕事をしていても心ここにあらずの丈太郎。

そんな丈太郎に、手を動かせと言う欣治さん。
順一なら大丈夫やよ。ガキの頃からあいつをよう知っちょる俺が言うがやけん」。
ややもすると順一に批判的な町の人が多い中、この欣治さんの言葉は嬉しかったなぁ…(涙)。

一方、ふじい金物店には春菜の父がやってきて、まるで、春菜の家では順一にそそのかされた…と言わんばかりの発言。
そこに、丈太郎が割って入ります。

父・利男は、町の有力者・春菜の父にキッパリと言います。
「順一は そんなことしません。順一はバカやけど、人様を巻き込むようなことはしませんよ。お帰りください」。

いやぁ~父・利男、格好良かったぁ~☆☆☆
さすがに春菜の父も、「何か分かったら連絡下さい」と、頭を下げて帰ったよ。

(しかし、お父さん! バカ・バカ・バカと、言い過ぎではないですか? 確かに順一は計算高く生きることはできませんが、バカではありません!!(笑) …って、この「バカ」は、大阪で言う「アホ」と同じようなニュアンスでしょうね♪)


春菜の父を見送り、目を合わす二人。
フッと笑う父・利男。
この表情、良かったなぁ~☆
それに父・利男、隊長とは下唇&顎親子ですもん(笑)。
父・利男は丈太郎に、中学生の時に順一がプチ家出をしたことがあったと話します。
中学生の順一にとっては高知市は大都会で、何本も電車を見送って、結局町を出ることができずに帰って来たと。
その話を聞いた丈太郎、順一を捜しに高知市に向かいます。



一方の順一、
高知市の路上で歌っています♪
♪~雨の四万十 筏で下りゃ~♪



kinako、このシーンをフル生で拝見したかったです。
桐谷さん☆歌がとってもお上手。桐谷さんの歌は心に沁みます。

で、春菜を調子のいい若者たちから救った順一、
「世の中には ひどい男がいっぱいおるがぞ!」と、春菜を叱ります。
こういう隊長☆大好き。
自分がどん底に落ち込んでいるときも、計算なしで目の前の人を思い遣れる…。




そんなところに、二人が見つかったと連絡を受けた丈太郎がやってきます。
ここからの順一と丈太郎のシーンも見応えがありましたね♪
一人で抱え込まないで 言って欲しかったよ!!」と、順一に詰め寄る丈太郎に、
「おまえみたいな気楽な人間には俺の気持ちなど分からん!!」と。
丈太郎も負けてはいません。
「30にもなって地元にしがみついているおまえの気持ちなんてわかんねぇよ!!」
順一は、丈太郎に、お前なんかどうせ3年経ったら東京へ帰っちまうんだ。東京がダメなら栃木の実家に帰ればいいんだものな、と言い放ちます。
帰るとこなんてねぇんだよ
実家を出て10年も経つと、実家の方でもそれぞれに生活ができあがっている…。
丈太郎の場合は、弟が堅実な職に就いていて、結婚もしていて、親の面倒を見るつもりでいるし、親もそのつもり。実家には丈太郎の居場所なんてない。
「家族であって 家族じゃない」と話す丈太郎。
お気楽にみえていた丈太郎も、それなりの覚悟・背水の陣で四万十にやってきたことを、順一は初めて悟ります。












順一は「実家がのうなったら 店がのうなったら どうしたらええかわからん」「高校の時に東京に出ることも考えたけど 怖くて出られんかった。それがずっとすっげえコンプレックスになっちょお」と胸に溜まっていたモノを吐き出します。
そして、そんなことは…と言う丈太郎たちに、
隣の田んぼは青い」発言。
???隣の田んぼ?「隣の芝生」では???
丈太郎、笑いを抑えるのに必死(笑)。
で、指摘された順一、芝生て言うた・言わないのやりとり。
はい! 結論! 順一は芝生を見たことがなく、知らなかったんだとさ(笑)。
何か心がほっこりするシーンでした。


お口を尖らして、鼻を膨らましてムキになっている隊長、可愛い♪



kinako的に余分だったのが、春菜のお相手さん。
ラッセルを安っぽく語るな!!と、またまた激怒してしまいました~(笑)。
順一が平手で松浦の頬を打ったとき、グーでいいんよ。グーで殴って!!と、画面に向かって突っ込んでいたことは内緒です。
いや…でも、こういう人はちゃんと大学に報告して、それなりの措置を講じてもらわないといけません!! 
今回も違う女子学生に甘い言葉で罠を仕掛けていましたから。
それにしても、こんな人が短大の准教授という職を得ていて、愚直に生きている順一や丈太郎に仕事がないなんて…世の中どうかしていますね。
(もちろん、ドラマの世界ですが、リアルにも似たケースはあると思うので、つい、憤ってしまいました)

木村さん☆素敵な女優さんなのに、今回の役はお気の毒…と思ってしまうkinakoです。
だって、春菜に共感できないんですもの。



そんなkinakoの黒い気持ちを吹き飛ばしたのが、二人のこのシーン。
丈太郎「いい年した大人がびびるなよ」
順一「いい年した大人でもびびるんですぅ~☆
と、言い合っている二人。
丈太郎の顎が伸びています♪
このシーン、順一と丈太郎でもあり、桐谷健太さんと生田斗真さんの素でもあるような気がして、思わず笑みが零れました。
本音をぶつけ合い、これでようやく順一と丈太郎は地域おこし協力隊として本当の意味でタッグを組むことができる気がします。
地域おこし協力隊としての今後の取り組みが楽しみになってきました~♪
 (↓桐谷さんの顎は自前です。丈太郎の顎が伸びています(笑))   

商店街で口さがない町の人に囲まれ、責められる順一を守った春菜も格好良かったですね♪ ここにも一人、順一の応援隊がいる…と嬉しくなりました。


そして…さよりさん。
順一のことが心配で、思わずスマホを手に探しに行こうとします。
そんなさよりさんを止めたのが子どもたちが描いた絵…(涙)。





かほりさんから順一が見つかったと連絡があり、ホッとするさよりさん。
そして、春菜も一緒だったことを知り…曇る表情。
さよりさんの揺れ動く心情を、国仲さんはとてもお上手に演じていますね。
ずいぶん前に、玉鉄さんと共演されたドラマでも、良い演技されていました。役者さんって本当に凄い…と思わされます。



商店街で遠くから順一を見つめるさよりさん。


さよりさんの視線に気づき見つめる順一。

うなずき



うなずき返し…



切ないですね…。
この二人は、これからこの町で、どのように関係を紡いで行くのか、ちょっぴり気になりました。

そして、父・利男と順一のシーン。
第8話で一番好きなシーンです。
順一のことを心配している父・利男。

足音が聞こえ、ささっと電卓を叩き仕事をしている振りをします。
ちょっぴり意地っ張りな父・利男…(笑)。
ホントに似た者親子です♪


帰って来た順一
目を合わさずに「ただいま」
父・利男も目を合わさず「お帰り」
そして、安堵の笑み。
ただ、それだけの会話と表情に涙が出てきました。
第8話は、父・利男の順一への愛情と信頼がヒシヒシと伝わってきて、ジン~と心にあたたかいものが拡がっていきました。





『遅咲きのヒマワリ~』は残り2話。
順一メインはこの回で終わりでしょうか?
家業のこと、順一自身のリニューアル…解決していないことはたくさんあるのだけど…。

丈太郎、順一、かほり、彩花、弘樹、さより、春菜…それぞれの「リニューアル」を楽しみに完走したいと思います♪

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