終わっちゃった…(>_<)2013/09/22 22時26分

ふぅ……。
『半沢直樹』、終わっちゃいましたね。
原作である池井戸小説のファンだったし、大好きな上戸彩ちゃんが出演するということで、見始めたドラマ。
最初は正直言って、堺さんとの夫婦役に余計な心配をしていた。
けど、ドラマが放送されてみると、それは本当に余計な心配だった。
原作よりもとても素敵な夫婦として描かれていたし、
上戸彩ちゃん安定の綺麗可愛さに、同性でありながらメロメロ(笑)

それにしても堺さんは、凄かった。
あのドアップに耐えられる表情
長台詞もとても聞きやすかった…。
kinakoにとって堺雅人さんと言えば、山南敬助、そして菅野美穂ちゃんのご主人…
だけど、これからは「半沢直樹」ですね♪
時間ができたら、録画したまま放置している『リーガル・ハイ』を観たいな。
この『半沢直樹』で、堺さんはますますファンを増やし、層を広げたんじゃないかな!?

このドラマは、前にも書いたけれど、どの人物もキャラ立ちしていて、無駄が無いように思いました。
どの人物をとってもスピンオフができると思うな。
それに、どんなちょい出(← 失礼ないい方でごめんなさい)の俳優さんもしっかり演技をされていました。

そのうえ、番組の公式サイトがとても充実していましたね。
ドラマの制作だけでもとてもお忙しいでしょうに、日々「撮影日報」をupしてくださっていて、ドラマが何倍にも楽しめました。
毎日の更新だけでも大変だと思うのに、放送後には必ずその回に関する記事をupされている…キャスト、スタッフ、視聴者で作り上げていく…と言う気概に惚れ惚れしました~☆
ついでに言うと、フォトギャラリーもその日の放送終了時にはupされていました。

本当に細部に渡り、スタッフさんの作品への思い・愛を感じました。

いつも思うのだけど、どんなに俳優さんが頑張っても、あるいはどんなにいい本でも、サイトが充実していないと、ドラマを観る楽しみが半減しちゃう…。
俳優さん、プロデューサーさんをはじめドラマ制作者さん、そしてサイトを運営し発信する人たち、みんなの力が合わさって、視聴者に伝えられる、視聴者に伝わってくるのだと思います。
そういう点において、今回の『半沢直樹』はOA以外にもたくさん楽しませて頂きました~☆

最終話は、花ちゃんとのシーンからすでに涙がポロポロ

近藤との対話に考えさせられたり、
私だったら、あんな風には言えない。
いえ、口では言っても、心のどこかで「裏切ったのね(-_-)…」と沸々湧いてくる気持ちを抑えられないと思うな。

最後までぶれることなく同期のために奔走した渡真利さん。
組織の中にいると、自分自身の立場もあるし、なかなかできることではありません。
半沢さんに伴走することで、渡真利さんも自身の正義を貫いたのでしょうね。

勝負ネクタイを締めて取締役会に臨んだ半沢直樹
土下座を迫る半沢と土下座する大和田常務のシーンは二人の魂のぶつかり合いが凄すぎて心が痛かった…。

そして、最後は小説と同じだったけど、やっぱり考えさせられちゃった。
組織ってそういうもの……と、冷めた目で見るつもりはないけど
やっぱり現実はそうだよ…と。

現実の社会は正義が勝つとは限らないし、勝ったからといってそれが正義とは限らない。
現実の社会は厳しいし、納得できないことがたくさんある。
ドラマはそこをパラダイスとしてすり替えて描いていない分、心に迫ってきたし、ある種の後味の悪さも残った。

でも、半沢直樹ならどんな結果でも受け止め、自分らしく仕事をしていくのだろう。
もし、今後、これまで以上の理不尽さを味わっても、花や渡真利、近藤に支え・支えられ…。
そんな余白を描かせてくれるラストの3人の姿でした。

そして、続編(あるいは映画化)を十分期待させてくれるラストカットでした。

素晴らしいドラマが終わってしばし抜け殻状態のkinakoです。

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今期kinakoが最後まで完走したドラマ
第1位:『半沢直樹』 ☆☆☆
第2位:『Woman』 ☆☆☆
完走しなかったけれど
第3位:『名もなき毒』 ☆

忙しい…と言いながらも、録画をして今期はたくさんのドラマを観ました。
明日からは気持ちを切り替え、お仕事に集中します。

心に沁みる半沢直樹の言葉2013/08/26 23時36分

今朝、新聞を見て、驚きました。
なんと、天声人語に半沢登場…。
ドラマ『半沢直樹』に嵌っている私は、フム・フムと読み、ある種の感動さえ覚えました。

『半沢直樹』、東京編もなかなか面白くなりそうな予感がします。
次長になってますます正義感溢れる半沢直樹(何が正義か…という議論は置いといて)。
営業第二部で、まさに水を得た魚のように生き生きと仕事をしています。
冒頭から、「目標は10分」と、会議を長引かせない姿勢に心を持って行かれました~☆
(kinakoは長い会議が嫌い。いつも1時間以内で、できれば30分で…と思っています。ま、実情は2時間超え会議も多いのですが…)

東京編のキャストもなかなかですよね~☆
香川さんの演技が光るのは言うまでもなく
お名前も知らない俳優さんが多いのですが、よくぞまあ…と唸るような配役でした。
古里さんの小物ぶり…。凄く緻密な演技で細かいところにも気を抜かず小物ぶりを発揮されていることに感動。
近藤さんは、最初見ていて辛かったけど、最後はきちんと自分の考えを言えて、よかった。近藤さんにとっては大きな一歩ですよね。
近藤さんの一歩のきっかけを作った半沢。
近藤さんの辛い立場を理解した上で、同情することなく向き合い、背中を押し…。
容赦なく竹刀を振ったあと、「大学時代を思い出せ!!」と近藤さんを鼓舞します。
同級生って、同期っていいなぁ……。
緊迫したシーンが多かった中で、人間・半沢直樹が感じられ、ほっこりしました。

最後のシーン、黒崎フォーメーションには笑わせていただきました。
さすがの登場です。
そして、嫌みがバージョンアップされている黒崎さん☆来週からの対峙が楽しみです。

第6話で一番心に響いたのは半沢が大和田常務と対峙しているシーンでした。
自分たちの不正を半沢が嗅ぎつけて調べ回っていると知り、岸川部長と共に半沢を呼びつけた大和田常務。
半沢は「大和田常務が目指す銀行とはどのような銀行か」と、問います。
自身の出世にしか関心を持てない大和田常務。
自身の出世欲を満たすために、これまで多くの顧客や部下を利用し切り捨ててきた大和田常務。

半沢は、銀行は所詮金貸しと言います。
貸す相手をしっかり見極め
彼らの未来に責任を持たなければならない。
さらに半沢は、
一つ忘れてはならないことがある。
それは我々銀行員は、銀行を守るためではなく
この国で働く人のために仕事をしているということ
銀行のための国民ではなく
国民のための銀行でなければならない
その思想を忘れてはならない。

私たちは上司や組織のために仕事をしているわけではない。
例え相手がどんなに小さな企業でも
彼らが真剣に仕事をしている限り
その熱意を踏みにじる権利は我々にはないはず

この半沢の言葉はkinakoの心にとても深く響きました。
至極当たり前のこと、でも、難しい。
常にエンドユーザーの利益を第一に考えているか…
上司の顔色を窺ったり、組織のための仕事になっていないか…
保身に走っていないか…
組織や上司の顔色を窺ってした仕事は、必ずしもエンドユーザーの利益には結びつかない。
そのことを私たちは経験的に知っている。

頭ではわかっていても常に…となると、果たして自分はそのような仕事ができているか心許ない。
心許ない、でも、そうであってはいけないことはわかっている。
だからこそ、半沢直樹の世界に惹かれるのかな…。

最後に「あなたにはわからないでしょうね。土下座する人間の必死さも悔しさも」と言う半沢に一筋の涙。
目頭から流れ落ちた一筋の涙。
自死した父のことを思い
父の悔しさ、無念さを思い
父の言葉を、教えを具現化しようと、バンカーとしての誇りをもち日々奮闘している半沢直樹
他者へ想像力を働かすことのできないどうしようもない目の前の巨人
その巨人への怒り、顧客を守るため対峙する決意

もう、この堺さんの演技が凄すぎて鳥肌が立ちました。

観ていると苦しくなるときもありますが、それでも見終えたとき、明日からも頑張ろう…と思わせてくれる『半沢直樹』。
来週からもしっかり観て完走したいと思います♪

重ねた手のぬくもり@ドラマ『半沢直樹』2013/08/15 22時36分

今期の夏ドラマで一番嵌っている『半沢直樹』。

原作をすでに読んでいて、小説自体がとても面白かったこと、
大好きな上戸彩ちゃんがでていること、
そして、『新撰組!』の山南敬助や『篤姫』の徳川家定の演技がとっても素敵だった堺雅人さんが主演ということで、録画視聴を……と思ったドラマ。
ところが、第1話を視聴して、予想以上の面白さに引き込まれ、以後、リアルタイムで視聴しています。

関西でもロケしているし(← ここが大事(笑))

第1話の放送前には、梅田の阪急百貨店前に大きなパネルが。

で、この歩道橋も堺さんが走っていたし、

kinako御用達の梅田阪急は…


ドラマでは大阪西支店になっているよ♪

上戸彩ちゃんは相変わらず、綺麗可愛いし、

鶴瓶さんの台詞が心を打つし、

半沢さんに「その気色悪い大阪弁はやめて」と言う、竹下金属の社長さん☆赤井さんの「裁量飯店」「とまるはん」という言い間違いもナイスだし、

そして、そして、何よりもこのドラマのクオリティを上げているのが、悪役の方々…。
いや~石丸さん。
劇団四季に在籍していた頃を思うと、まさか悪役……と。
上品な方が悪役を演じられると、凄みがあります(-_-)

(どのドラマだったか忘れたけれど、日野陽仁さんが悪役…というか、意地の悪い役をされていたときも驚いた!! あの人の良いお顔が、悪役をされていて、それがまた、憎らしいほどの……。俳優さんって凄いなと思わされた瞬間でした。でも、私にとって日野さんのイメージは、駅のホームで音楽を聴いていた幸田文則かな…)

登場人物が皆しっかりとキャラ立ちしていて、本当に何というキャスティングだろう……と、感嘆することしばしばでした。
憎たらしいキャラは大勢いますが、無駄なキャラがいないんですよね~☆☆☆

この国税査察部統括官・黒崎役の片岡愛之助さん。
原作『オレたちバブル入行組』では登場がないのだけど、
ドラマでは早々にご登場!!
ラブリン、凄いよ(笑)。

あと、大和田常務役の香川さん。
凄みがあって、あ~こういう人がしたたかに上に登っていくんだ!!と、kinako自身の職業人生を振り返って納得。

ドラマでのオレンジ色の太陽の使い方が、あの『華麗なる一族』に似ていることなんて、もうどうでもいいです(笑)。だって、TBSなんですもの。
(いや、しかし、北大路欣也さんを見たときは、万俵大介!!と思った(笑))

主題歌が、変だったらどうしよう…と、要らぬ心配をしていたけど、
本当に要らぬ心配だった。
主題歌はなかった…。
そして、服部隆之さんの音楽はドラマの見所を盛り上げている。
(ここでも、『華麗なる一族』を思い出すけど…)

緊迫した中で、直樹と花のシーンは癒し。

いいね。この背中。

原作よりも、素敵な夫婦として描かれていて、彩ちゃんファンとしてはホントに嬉しい♪

地味なネクタイで出かけたけれど、帰宅したときは、しっかり勝負ネクタイを締めていました♪

闘っているのは直樹だけじゃないんだからね。私だって…と、花ちゃん。

心配している花ちゃんを誘って、直樹は出かけます。
東六甲展望台、地元民には言わずと知れたデートコースです。

眼下に広がる夜景を見ながら、
直樹は初めて自死した父のことを話します。
父の思いが込められたネジを手に取り……。

銀行を変えたいの?と、問う花に直樹は、
「……そういう人たちの力になれる銀行員になりたい」と答えます。
ロボットみたいな仕事をしたらあかんと教えてくれた父。
そして、人の心が分かるバンカーであるためには、銀行で生き残らないと何もできないと話します。

直樹の手をそっと包む花の手。
「話してくれて ありがとう」
「大丈夫。私覚悟できているから…」と。

出向の内示がでたことを花に話す直樹。
いつか浅野支店長とも笑って話ができることが…と言う花に
「それは無理だ!!」と、キッパリ。

花は「結局どちらかの家族が傷つくことになる…」と。

支店長室で浅野支店長に迫っているその時、
突然現れた支店長夫人。
ただならぬ様子を察して、思わず半沢課長の手を握りしめ、
「こんな人ですが、どうか どうか本当によろしくお願いします」と。
黙ったまま立ち尽くす半沢課長。

妻が出て行ったあと、半沢に許しを請いすがる浅野支店長、
それでも「お前を許すつもりはない」と、言い放ち支店長室を出ます。

出て……支店長夫人・利恵さんが懇願しつつ握りしめた自分の右手を見つめ
そっと左手を添えます。
支店長夫人の姿に、いつも自分を信じて支えてくれる花を重ねたのでしょうか?
「どちらかの家族が犠牲になる…」と悲しげに言った花の言葉を思い出したのでしょうか?
半沢直樹の心が溶けた瞬間でした。

第1部・大阪編は決着がついて、次回からは東京編なのが寂しいです。
もう、融資課メンバーが見られません。
銀行という組織にもまれながら、
最後まで半沢課長を信じ、力を尽くした角田、垣内、中西…。
追い込まれた半沢課長を励まそうと、それぞれが持ってきた缶コーヒーにジ~ン。
第5話は、単に悪を追い詰める…というだけでなく、人としての温もりが感じられる回でした。

竹下社長が半沢に言った「正義はたまに勝つ」。
実社会では「たまに」すら難しいことなのかもしれませんが、「正義は勝つ」を信じて、生きていきたいものです。

東京編も期待していますよ、半沢課長…いえ半沢次長♪

半沢直樹をちょっぴり思い出したよ♬2013/08/13 18時02分

JR大阪駅からグランフロントへ向かう途中、梅田スカイビルを目にしてパチリ。
あそこの空中庭園で、半沢課長が中西を気にかけて探しに行ったシーンや半沢課長に思いを込めて中西が缶コーヒーを差し出したシーンが撮られたんですね…。
もう、大阪編は終わっちゃったので、梅田や難波、東六甲展望台が映ることはない…と思うと、さみしいです(。-_-。)