むりやり☆summer vacation 5 Nancy2011/08/22 05時33分

9時にストラスブールを出発し、ロレーヌ地方の中心都市Nancyへ向かいます。
到着後ホテルにチェックインして身軽になってレストランへ。
今日の昼食は、LA CHAMADEでキッシュロレーヌ、ビーフソテー、フルーツサラダです。


昼食後、バスでナンシー派美術館に向かいます。
ナンシーは19世紀末にアールヌーヴォーが生まれた街。
ベルギーのオルタ、スペインのガウディ、パリを中心に活躍したミュシャなどがアールヌーボーでは有名です。

「ナンシー派」とは、この町の出身者エミール・ガレが中心となって、19世紀末に結成された芸術運動のグループを指します。
エミール・ガレ…と言えば、日本ではガラス製品が有名ですが、ガラス製品のみならず家具や工芸品といった生活に密着した分野で高い芸術性を発揮しています。
この美術館はパトロンであったコルバン邸宅を利用して作品が展示されています。
ガレは、日本から留学していた高島北海と出会ったことで、日本の美意識を学んだと言われています。植物や昆虫のモチーフに、独特のジャポニズムが伺えます。
2ヶ月前から邸内の写真撮影がOKになったという案内でした。
楽しみです。
まずはお庭から拝見します。


中に入るとこんなに見事なひまわりが…。
で、テーブルの下はこのように凝った装飾が…。

花籠です。



こちらのピアノは側面に日本or中国を意識した装飾が。

ヴァランの食堂を再現したお部屋です。
天井から壁のライン、調度品…部屋全体が曲線で構成されています。


美しい…。

こちらは…
電気を消すとこのように綺麗なパープルです。
ガレ制作のベッドです。庶民の私はこんな立派なベッドでは安眠できません…(爆)。




草花や昆虫…流れるような曲線の美。
アールヌーヴォーの世界を満喫した後は、スタニスラス広場に戻ります。
18世紀に建設された絢爛豪華なロココ調の広場です。
元ポーランド王であり、ロレーヌ公であるスタニスラスが旧市街と新市街を結ぶために造った広場は、
ネプトゥヌスの門や噴水が綺麗です。







現地ガイドさんお薦めの、ステンドグラスが美しいサンテプヴル教会に向かいます。





再びスタニスラス広場に戻りナンシー美術館を見学します。
ナンシー美術館は、スタニスラス広場に面して立つロココ様式の美しい建物の美術館です。
14世紀~21世紀のヨーロッパ絵画を幅広く所蔵していますが、この美術館の見所は、地下に所蔵されているドーム兄弟が制作した約400点のガラス工芸コレクションです。

ちなみに、最高級クリスタルの里、バカラはここナンシーから普通列車で約45分のところです。

誰もが一目で分かるピカソの作品。

地下に向かいましょう…。





素晴らしいドーム兄弟の作品を堪能しました♪

今日は日曜日のため、夕食はホテルで摂ります。
メニューは、野菜スープ、ラザーニャ、アップルタルトでした。

このアップルタルト、大変美味でした。フランスでは珍しく甘さ控えめ…(^o^)

そして☆そして…夜は、夏の間スタニスラス広場で行われる光のショーを見に行きました。
が、私はうっかり寝てしまい…(^_^;)
21時40分に電話が…皆さん☆起こして下さって&待っててくださって、本当にありがとうございました。
私のカメラでは、上手く撮れなかったのですが、感動の一端でもお伝えできれば…。




ストラスブールでは体調が優れず、見られなかった光のショーを、ここナンシーで見られて感激&感動。
今日も楽しい一日でした♪

(追記:ラ・デュレのカラフルなマカロンが大人気ですが、マカロンの元祖は、ナンシーのシスターたちが1793年に生み出したものです。代々伝わる正式なレシピは秘密とか…。ナンシーのマカロンは茶色でクリームも入っていなくて、素朴な味でした)