『激流~私を憶えていますか?』第2話2013/07/14 00時10分

さてさて、美弥とミニに乗って、どこに行ったのか、ずっと気になったまま過ごした1週間(笑)。
港に車を止め、ハギコーさんが取り出して美弥に見せたのは…。
美弥は見せられても直ぐには分かりません。
ハギコーさん、「似てないか?」と美弥に問います。
ハギコーがなぜ自分を車に乗せ、こんなところに連れてきたのか、ようやく分かった美弥。
怒りがこみ上げてきて、外に出ます。

美弥を追って、車の外に出たハギコー。
「心のなかじゃ私のこと軽蔑してるくせに。だってわたし前科者じゃん」と半ば自虐的に吐き捨てる美弥。
その美弥を見つめ
「そんな言い方するなよ。そんな言い方 しないほうがいい」。

このときのハギコーさん、
一瞬悲しそうな目をするんです。
そして、美弥の哀しみを包み込むかのような、優しい穏やかな目をするんですよね。
なんて男前なハギコーさんなんでしょうか。
このときのお顔、言い方、大好きです♪

そして、美弥に「榎木のような男とは二度と付き合わない方がいい」、「もし榎木から何か連絡があったら、ちゃんとオレに知らせてくれるよね?」と言うんですね。
一方、美弥は、もしも自分に何かあったら、守ってくれるかとハギコーに問います。
ハギコーさん、しばし間をとって「…守るよ」。
もう、このときの表情・声に心を持って行かれました~☆
二話のストーリーなんてどうでもよくなりました(笑)。


せっかく格好良く決めたのに、また美弥から「二枚目を気取っちゃって」と笑われちゃいます。
こういう落ちというか二人の会話、なかなか楽しめます。

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ストーリーは「時計は動き出す」というタイトル通り、それぞれが激流に翻弄されそうに。
サンクマさんは、作家の原稿を「紛失」した責任を取らされて、異動という名の左遷。
どうして自分が…と自身を正当化しようとするサンクマさんに言った上司の言葉は耳が痛かったですね。
どういう気持ちで京都まで原稿を取りに行っていたんだ。
珠洲先生が毎回毎回、原稿を取りに来させ、その場で編集者に読ませるには、意図がある、それが分かっていたか。そもそも今回のことを招いたのは作家との信頼関係が築けていなかったから…と、言い放ちます。
厳しい言葉ですけど、こういうことを言ってくださる上司がいて、その言葉の重みを理解することができると、再生への道は開けると思います。
ぐんばれ!! サンクマさん。

サバも身辺にいろいろと問題を抱えていることが明らかになりましたね。
女性問題を起こして左遷させられたようです。

そして、貴子さん。
娘のため…とエクスキューズするものの、要は自分の見栄のために…。

35歳という岐路に立つかつての同級生たち。
みんな幸せな道を地道に…と願いつつ、
でも、正直言って、女子3人にあまり感情移入できず…
こういった群像劇は、登場人物にシンパシーを感じることができないと楽しめないな……と、揺れながらも、今回もハギコーさんに心を持って行かれた『激流』第2話でした。