『激流~私を憶えていますか?~』最終話2013/08/14 11時41分

『激流~私を憶えていますか~』は昨夜が最終回でした。
これでしばらくは桐谷さんの姿がTVで観られません…(-_-)
さみしいな。

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最終話は「友への誓い」でした。

「俺…冬葉のことが終わったら 刑事辞めようかな」
「向いていないと思う この仕事」
と言うハギコー。
「じゃあ、二人でパン屋でもやるか」と応えるサバ。
同級生っていいですね。
迷ったり気持ちが弱っているときに、決して慰めたり、説教くさいことを言わない…。

でもね、ハギコー、向いている仕事に就けている人って、そういないよ。
みんな、与えられた場所でぐんばったり、もがいたりしているんだよ…。

研二の思わぬ告白。
冬葉のお母さんに代わって、3通のメールを送ったのだと。
しかも、メールを送った日は20年前、冬葉さんが失踪した日だそうです。
しかし、ハギコーさん、ここは冷静です。
刑事の目をして、研二に尋ねます。
このサンクマへのメールも君が送ったのかと。

京都府警からの電話を受けるハギコーさん。

そして、冬葉の母裕子さんに真実を告げるため、皆で集まります…。
しかし……ここで愕然としました。
失踪した娘が哀れで、昔の同級生に娘を思い出してほしい、
自分の娘は20年前に行方知れずになっているのに、最後まで娘と一緒だったはずの同級生たちは娘のことをすっかり忘れてしまっている。
自分の時計は止まったままなのに…
という母親のやり切れない思いは、共感もできるし理解もできます。

でも、自分のことは棚にあげて、
誰かのことを恨むことでしかその後の時間を生きられなかった…。
最初は同級生のその後が気になって、その姿に自分の娘を重ね合わせていただけなのかも知れないけれど、
いつしか、恨む気持ちが大きくなり、それどころか、彼や彼女を罰しようとさえ思うようになった。
裏で彼や彼女たちのプライバシーを探り、他人を操って嫌がらせをしていた。

それなのに、5人が家を訪ねてきたときには、素知らぬ顔をして笑顔を浮かべていたのですね…。
ゾッとしました。
悪意に…。
悪意に蝕まれた人の行為に。
毛利先生や冬葉の母親裕子さんの常軌を逸した行動。
悪意の渦に巻き込まれもがき苦しんだ5人…。
(↑新人お巡りさん、可愛い。何!!この手の美しさ(はーと))

お母さんの告白に唖然とし、愚弄されたことに怒りがこみ上げ…

そんなとき、サンクマさんが冬葉のお母さんを抱きしめて言います。
冬葉さんを探しましょう、冬葉さんはお母さんに会いたいと思っているはずと。

雨の中、毛利先生の20年前の記憶を手がかりに、冬葉さんを探します。
履いていたスニーカーが見つかり、
名札が…

20年間、縁もゆかりもない、この京都の山林で
ひとり眠っていた冬葉さんを思い
ハギコーさんの目が濡れます。

同級生を見つめ……。

再び集った5人
20年後の再会を誓って、自分に向けてメッセージを書きます。

美弥の新曲披露に集った5人。
貴子さんとハギコーさん、いい雰囲気。お似合いです♪

口ずさんだ華ちゃんに続き、それぞれが歌います。
(DVD-BOXに、このフルコーラスを特典映像に入れてくださることを希望!!)

ハギコーさん、いい顔をしています。
刑事を辞めようかな…と迷っていたことが嘘みたいです。

酔っ払いハギコーさん。
えっ!? お酒は飲めなかったはずじゃ…。
ま、事件も解決したから、今夜は大目に見ましょう(笑)。

翌朝、皆がそれぞれの場所に帰っていくとき、サバが提案します。
「毎年5月に、5人で集まろう」と。

いいね♪
来年は、皆それぞれが嬉しい報告ができるといいね。
5年後、10年後、15年後…そして20年後もオクラホマミキサーを踊れるといいね。

中学生の時には分からなかった真実
大人たちの事情
それが、今、35歳となり、当時の大人たちの年齢に近くなったとき、
真実を知っても、それを受け止めることができた5人。

冬葉に恥じることのないように生きていく……それぞれが胸に誓い歩き出した日常。
今日もハギコーさんは佐分利刑事と張り込み中です。

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記憶は時に人を縛り付ける
だけど やがて風化してしまう
だから 引き寄せてくれたんだ
私たち仲間を 冬葉が

冬葉はあの時 なんと書いたんだろう
冬葉の夢は何だったんだろう

冬葉見ていてね
あなたの分も ちゃんと生きてみせるから
がんばって生きるから

生きているということ
私たちには
未来が続いているということ
その幸せを噛みしめながら
私たちは それぞれの方向に 別れた
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人は愚かだ
愚かだが愛おしい
人生は苦しく 悲しい
悲しいが 愛おしい
生きてさえいれば
明日はやってくる
いや
例え肉体は滅んでも
彼女の記憶は
永遠に 私たちの心の中に 生き続ける
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『激流~私を憶えていますか?~』を見ながら、自身の同級生を思い出していました。
35歳の頃は公私ともに忙しい上に、自分の裁量で時間を作ることが難しかった。
それが、ここ5年ほどは時間を工面して、年に4回ほど集っている同級生たち。
全員…でなければ、もっと会っているかも。
これといった用件や話しがある訳じゃないけど、なんやかやと理由をつけて集う私たち。
それぞれの奥さんやご主人、子どもたちに「同級生って、そんなにいいものなの?」と不思議がられたり、あきれられたりするくらいの仲の良さだそうです。

集まってはぐだぐだと話し込んだり、酔っ払ったり…。
酔っ払った私がいつも言う言葉「私たちって、幸せよね。この年になってもみんな元気で集まれるのだから。普通、この年になると、誰かが病気や……」。
この言葉を発するとき、私の心に鈍い痛みが走る。
笑顔で聞いているみんなの心の中もそうだと思う。
その時、私も皆も、30半ばで亡くなった同級生のことを想う。明確に。

人は死という形で肉体を滅ぼす。
でも、人は死して後も、他者の心の中で生き続ける。
愛おしいと思う人の心に、
愛おしいと思ってくれていた人の心に。

人は二度死ぬ。
一度目は肉体の死。
二度目は「確かに生きていた」という、記憶からの死。

これまで生きてきた時間の中、関わり、逝った人たちは、私の記憶の中で今も生き続けている。
亡くなった人たちに恥じることのない生き方をしたい……
この思いを強く呼び起こしたドラマ『激流~私を憶えていますか?~』。

桐谷健太さん☆記憶に残るドラマをありがとうございました。
ドラマを制作してくださった方々に感謝して、原作『激流』を
もう一度読み直してみよう。