3月の空2013/03/11 14時50分

東京の空…

大阪の空…

繋がっている空を見上げ、見ぬ他者と繋がっていることを思う。

あの日から「がれき」という言葉をなるべく用いないように心がけている。
山と積み上げられたそのモノは、
あの日、新築の床を家族皆で愛おしく触った木々かもしれない。
家族がこたつに集った時の畳かもしれない。
何度も何度も練習をしたピアノだったかもしれない。
……それらは、「がれき」ではなく、生活そのものだったはずだから。
そんな当たり前のことにさえ気づかず、あの日まで「がれき」と一言で言っていた。
その残酷な行為をたしなめてくれたのが、昨年の大杉隼平さんの写真展だった。

今日という日を契機に、
これからも自分にできることを細々と続けていこうと、気持ちを新たにした。
できることはあまりにも微力だけれど、
無力ではないと思う。

Never forget,
Never give up.
We have to make a good future.